出産キロク続きです。
前半はこちら。
【帝王切開】3度目の奇跡!出産キロク・前半【卵膜付着】 - 42歳。3度目、最後の妊娠キロク。
子宮口3cmとなり、いつ陣痛がきてもおかしくないハラハラドキドキの状態で、手術開始の12時半が近づいてきました。
部屋に主治医が、
「まあ最後はびっくりの結果(子宮口3cmのこと)でしたが…なんとか持ちました。頑張りましょう。」
と挨拶に来ました。
よろしくお願いします、と答えて、私と夫も手術室へ。
通常は歩いて手術室へ向かうそうですが、私は車椅子でした。
手術室の手前で、名前、生年月日、何の手術か確認。
ここで一旦夫とは別れて、夫は術着に着替え。
私は先に手術室で準備をしました。
ベッドに横になり、準備開始。
点滴を入れるための針も、硬膜外麻酔のための針も、腰椎麻酔のための針も、全て刺す前に痛み止めの注射を打ってからだったので、割と太い針らしいのですが特に痛みはありませんでした。
硬膜外麻酔と腰椎麻酔は、背中からなので横になってひざを抱えて入れるのですが…お腹が大きくて、なかなか。
σ(^_^;)
手術室の看護師さんが介助してくれて、なんとか身体を保っている状態でした。
このころ、病棟から立会い担当の看護師(助産師)さんが来て手を握ってくれていたので、なんとなくほっとしたなぁ。
入院生活が長かっただけに、病棟看護師さんは皆さん馴染みの顔になっていたので。
硬膜外麻酔は、入りづらい方もいるようですが、多分すんなり入った方だと思います。
目に見えない作業なので、麻酔科の先生が、今どんな感覚があるか?と確認しながらでした。
背骨に沿って、ピリッとくるような、痛くはないのだけど、なんとなく違和感。
腰椎麻酔もわりとすんなりいき、保冷剤で足、お腹、胸元、肩とあてていって冷たさを感じるか確認しました。
右足から効いていき、痺れているのだけど、なんだかフワフワと足が宙に浮いているような感覚。
麻酔が効いているので、もうお腹の張りもわからなくなっていました。
準備が整い、夫入室。
呼びに行ってからなんか時間かかるな?と思ったら、患者用の術着を着ていたらしく、着替えていたためとw
本人確認ののち、産科医師、麻酔科医師、小児科医師、手術室看護師、病棟助産師と全ての立会人の自己紹介(名前をいう程度)をして、産科医が術式と予定時間(40分と言っていた)、予想出血量等言って手術スタート。
私の目の前はついたてをしているので、何をしているのかは全くわからないけれど、触ったり、押したりしているのは感覚的にわかりました。
のちに、夫曰く「お腹切って5分もかからないくらい」あっという間にベビーを取りあげたとのこと。
とりあげてすぐ、主治医が「見える?」とベビーの顔を近づけてくれたのだけど、私はついたてが邪魔で見えず…。
夫はしっかりみたそうです。
その後、私の右側におかれた保育器で、小児科医師と助産師がいろいろ処置をしていました。
ちなみに、夫は左側。
フギャァーッ!!
と、泣き声が聞こえると、嬉しくて、夫と「泣いたね〜!!」と喜びました。
ベビーの処置をしている間も、私のお腹の方は引き続きいろいろ処置していました。
私は右を向いてずっとベビーの様子を見ていました。
長男より、長女が産まれた時の顔に似てるなぁなーんてぼんやり考えながら。
ベビーの処置が終わると、3ショット撮影。
携帯を看護師さんに渡していたので、ベビーが誕生した瞬間から適当に写真は撮影してくれていました。
3ショット撮影が終わると、ベビーと夫は退室。
もうこの頃には私はなんとなく眠くなっていて、うとうと…。
「はい、では卵管結紮行います。」等の主治医の声は所々聞こえていました。
最後に子宮まわりのレントゲン撮影して終了。
手術が無事に終わるも、ただただ眠たく…。
最後までよく頑張ってくれたベビーは本当に偉かったなぁ。
そんなこんなで終わった、3人目で初めての帝王切開。
卵膜付着は発育不全になることがある等、不安になる記述をネットではいろいろ目にしたけど、主治医ははっきりと、
「お腹にいる間は大丈夫。リスクがあるのは、陣痛ほどの強い子宮収縮に耐えられないことだけ。」
とおっしゃいました。
妊娠中不安にさせないためだったのかもしれないけれど…それでもその言葉を信じて、帝王切開のその日を待ちました。
37w1dで誕生したベビーは、3430g。
自力で呼吸しているし、今のところは特に各器官に問題があるということも言われていません。
長男長女とも3500g超だったため、大きさについては私の体質もあるのだろうけど、卵膜付着だから必ず発育不全になるわけではなく、問題なく産まれる子もいます。
産まれてみなくちゃわかんない。
と、卵膜付着の検索でたどり着いた方には伝えたい。
3度目の奇跡をありがとう。
3人の子供たちは、私たち夫婦の宝です。